”丸刈り”は今でこそヘアスタイルのひとつに数えられますが、
小職が幼い頃は、お坊さんか高校球児くらいしか坊主頭を見る機会が無く、
非常にレアなヘアスタイルだったように記憶している次第で御座います。
坊主頭にも「ゴブガリ」「イチブガリ」というようなレベルがあり、シェフでいう帽子の高さのようなヒエラルキーが存在します。
達人の域に足を踏み入れると、「ゴリン」という”未知との遭遇”を果たす訳であります。
丸刈りという文化の懐の深さを感じさせてくれます。
「空手バカ一代」の主人公、飛鳥拳のモデルであった大山倍達氏も著書の中で、
宮本武蔵に一定の評価をしつつ、氏の著した「ゴリンの書」につき所見を述べている。
一芸に秀でた人間の行き着くワードが「ゴリン」ということでしょうか。
「ゴリン」=「達人」という数式が幼いころ脳に刻まれた次第で御座います。
一般的に、「ゴリン」は「祭典」であります。
現在では華やかな”祭典”でありますが、
小職が幼い頃は、NHKの深夜枠で放送していた”スポーツ世界大会”で御座いました。
どちらが良いとか悪いとかには触れません。
ただ、重量挙げの選手たちの名前がほぼ〇〇コフで、全員コフで区別が出来ないと想いながら眠い目を擦っていた次第であります。
人間が走る最速記録は、45km/hということあります。
やはり「ゴリン」=「達人」ということでしょうか。
かわいい猫ちゃんの走る速さは 48km/hであります。
すでに達人なのでしょうか。
別の「ゴリン」も必要に思えて来た次第で御座います。
肩こりに悩まされない「ゴリン」
出産時に痛みを和らげる「ゴリン」
便秘にならない「ゴリン」
煽り運転の標的にならない「ゴリン」
長年抱えている「ゴリン」が山積で御座います。