私の音楽仲間たちは愛すべき人間が多い。
人の演奏を邪魔しないということなのか、順番を決めなければ誰もソロをとらず、バッキングだけが流れる。イージーリスニングということである。まともに進行していても、油断していると平気で1周で目配せしてくる。突然に順番が廻ってくるというわけである。そんなときもやっぱりDiminishedで解決するのが有効である。
考えてみれば”Jazz player”たちが常に真剣に且つ難解にトライしているか?といえば否であると思う。酒飲みなら真剣と言われても説得力に欠ける。
A♭・B・D・F の4音だけでフレーズを作ってみる。音は4つしか無いから、音の選択に脳のメモリは使わない。3連にしたり、タイミングを注意したり、弾かなかったりに気を配る。
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ここに、Dm7→G7→Cmaj7のバッキングにあてはめてみる。
”G7”での構成音は、A♭=♭9、B=3rd、D=5th、F=7th となる。
“G7″上でGは必要なく、”B”と”F”が主役。最後に”G”で勝手にCmaj7の5thに落ち着く。
そして、この構成音は、D♭7、B♭7、E7 上で機能する。